本日の新入社員 | ブログ

こんにちはSKリモの北村です。

本日、24歳女性の新入社員が福島県の自動車教習所に入校しました。

この方は普通自動車第一種免許を取得してから3年が経過していないのですが、2022年に道路交通法が一部改正となってからは、第一種免許取得から一年経過で第二種取得の要件を満たすこととなったので、本日から17日間の予定で合宿で教習を受講します。

合宿が終了したら、住所地の免許センターにて筆記試験を受験して晴れて第二種免許取得という流れになります。

その後は健康診断、運転適性診断、社内での研修を実施後に乗務員としてのデビューとなります。社内での研修期間は最低10日間実施という規則なのですが、未経験の方に関しては10日でデビューさせる事は殆どありません。

運転技術、接遇、車両取扱い、地理等、習得する事が数多くあり、特に地理に関して営業エリアが非常に広い為、相当な距離の走り込みを行います。具体的には羽田空港、成田空港、東京駅等の交通の要所から、ホテル、首都高速、高速道路に至るまで、何度も走って覚えていきます。

私は27年前にタクシー乗務員として、全く都内の地理を知らずに業界に飛び込みました。当時は教習で使用できる車両も限られていた為、ほんの数回都内を運転しただけでデビューしてしまいました。ですから当時のお客様に毎回道を教えて頂きながら、それでも道を間違え、遠回りした分の料金は自己負担しながら営業していた事が昨日のように思い浮かびます。

タクシーというのは、乗車した時に初めて行き先が分かりますから、瞬時に左に曲がるのか、右に曲がるのか、真っ直ぐでいいのかを判断しなくてはなりません。これが新人にとってはかなりのプレッシャーなのです。

それと比較するとハイヤーは事前に行き先が分かっているので、下調べが可能です。但し事前に分かっている分ミスが許されないという事でもあります。タクシーよりも料金も高額ですから当然かもしれません。一応カーナビに頼っての走行も可能なのですが、首都高速等は分かりにくくトンネル内では携帯電話のマップは上手く位置情報を反映してくれない事もあるので、やはり走り込みが必要となるわけです。そうは言ってもカーナビが普及していなかった27年前と比べると今は全車搭載しているのと、携帯電話のGoogle mapを使いこなしている社員も多いので、未経験の方がこの仕事に入るハードルは格段に下がったと思います。

業界が元気でいる為にも若いドライバーの養成が急務です。

この仕事の楽しさも伝えながら取り組みを進めていきたいと思います。引き続きよろしくお願い申し上げます。